大腸カメラの苦痛への配慮

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大腸カメラの痛みや苦しさが不安な方へ

大腸カメラの痛みや苦しさが不安な方へ

大腸カメラを受ける前には、検査で何が見つかるかだけでなく、検査中の痛みや苦しさに不安を感じる方も多いと思います。

「痛くないかな」
「眠っている間に終わるのかな」
「前回の大腸カメラがつらかった」
「緊張しやすいけれど大丈夫かな」

このような不安は、決して特別なものではありません。

大腸カメラは、患者さんにとって緊張しやすい検査です。

当院では、医師の内視鏡技術や静脈麻酔、鎮痛剤、鎮痙剤による苦痛への配慮は、大腸カメラを受けていただくうえで大切な土台だと考えています。

そのうえで、検査前から不安や緊張を少しでも和らげることも、心と体にやさしい大腸カメラには欠かせないと考えています。

このページでは、当院が大切にしている大腸カメラの苦痛への配慮についてご説明します。

当院の考え方

大腸カメラの苦痛を減らすためには、検査中の技術や麻酔だけを考えればよいわけではありません。

もちろん、腸に負担をかけにくい挿入、炭酸ガス送気、静脈麻酔、鎮痛剤、鎮痙剤などは大切です。

しかし、患者さんの不安が強いまま検査を迎えると、体に力が入りやすくなります。

お腹やお尻に力が入ると、検査中に違和感や張りを感じやすくなることがあります。

また、緊張に伴って腸の動きが強くなったり、便意に似た感覚を不安に感じたりすることもあります。

そのため当院では、検査室に入ってからの苦痛だけでなく、電話でのご予約、初診時の問診、検査前の説明、検査当日のお着替えやお待ちいただく時間、検査室での声かけ、検査後の休憩や説明までを、ひとつながりの大腸カメラとして考えています。

心が少し落ち着くことで、体の力も抜けやすくなります。

心と体の両方に配慮すること。

それが、当院が大切にしている「心と体にやさしい大腸カメラ」です。

苦痛への配慮は、検査室に入る前から始まります

大腸カメラの苦痛というと、多くの方は検査中の痛みを思い浮かべると思います。

しかし実際には、検査前の不安や緊張も、患者さんにとって大きな負担になります。

「予約の電話をするのが不安」
「症状をどう説明したらよいか分からない」
「下剤やトイレが心配」
「検査着に着替えるのが恥ずかしい」
「検査室に入ると緊張しそう」

このような気持ちが積み重なると、検査当日までずっと不安を抱えたまま過ごすことになります。

当院では、検査当日だけでなく、検査を受けるか迷っている段階から、できるだけ相談しやすい雰囲気を大切にしています。

大腸カメラが必要かどうか分からない方も、前回の検査がつらかった方も、まずはご相談ください。

検査を受ける前の不安を小さくすることも、苦痛への配慮の一部だと考えています。

電話予約の段階から、不安を小さくする

当院では、初診・再診ともにお電話でのご予約をお願いしています。

電話予約というと、少し面倒に感じる方もおられるかもしれません。

しかし、大腸カメラやお尻の症状は、患者さんごとに不安の内容が異なります。

血便がある方。
便潜血陽性を指摘された方。
便秘や下痢が続いている方。
前回の大腸カメラがつらかった方。
下剤やトイレが不安な方。
鎮静剤や麻酔が心配な方。

そのような不安や状況を確認しながら、できるだけ分かりやすくご案内するために、当院では電話でのご相談を大切にしています。

「検査を受けるかどうか、まだ決めきれていない」

そのような段階でも構いません。

不安な点を整理しながら、受診や検査について一緒に考えていきます。

個室での問診・説明で、緊張を和らげます

大腸カメラやお尻の診療では、人前で話しにくい内容が少なくありません。

血便のこと。
便秘や下痢のこと。
お尻の痛みや出血のこと。
前回の検査がつらかったこと。
下剤やトイレが不安なこと。

こうした内容を、待合室や人目のある場所で話すことに抵抗がある方も多いと思います。

当院では、初診時の問診を個室で行い、プライバシーに配慮しています。

女性スタッフが問診を担当し、できるだけ安心してお話しいただける雰囲気づくりを大切にしています。

検査前の説明やお着替え、検査後の休憩にも個室を活用し、検査前後の時間をできるだけ落ち着いて過ごしていただけるよう配慮しています。

不安を言葉にできること。
人目を気にせず準備できること。

小さなことかもしれませんが、検査前の緊張が少しでも和らげばと考えています。

恥ずかしさへの配慮も、苦痛への配慮です

大腸カメラでは、痛みだけでなく、恥ずかしさも大きな不安になることがあります。

お尻を見られること。
検査着に着替えること。
検査前後の姿を見られること。
トイレに何度も行くこと。

こうしたことが気になり、受診をためらってしまう方もおられます。

当院では、個室環境、院内動線、検査着、スタッフの声かけなどを通して、羞恥心にできるだけ配慮しています。

お尻の診療や大腸カメラは、患者さんにとって緊張しやすい診療です。

だからこそ、医学的な検査技術だけでなく、患者さんの気持ちに配慮した環境づくりも大切にしています。

静脈麻酔・鎮痛剤・鎮痙剤を組み合わせた大腸カメラ

当院では、多くの場合、鎮痛剤・鎮静剤・鎮痙剤を併用し、静脈麻酔下で大腸カメラを行っています。

鎮痛剤は、検査中の痛みを和らげるために使用します。

鎮静剤は、緊張や不安を和らげ、うとうとした状態で検査を受けていただくために使用します。

鎮痙剤は、腸の動きを抑え、観察しやすい状態に整えるために使用します。

これらの薬剤を組み合わせることで、検査中の苦痛や不安をできるだけ少なくするよう配慮しています。

ただし、持病や内服薬、年齢、体調によっては、使用する薬剤や量を調整することがあります。

緑内障、高眼圧症、白内障、不整脈、心臓病、血液をサラサラにする薬を服用中の方などは、事前に必ずお知らせください。

必要に応じて、眼科や循環器内科など、かかりつけ医への確認をお願いすることがあります。

眠っている間に終わることが多い検査です

静脈麻酔を使用すると、多くの方はうとうとした状態、または眠っているような状態で検査を受けられます。

「気づいたら終わっていた」
「思っていたより楽だった」

と感じる方もおられます。

ただし、眠り方や薬の効き方には個人差があります。

完全に眠ることだけを目的にするのではなく、患者さんの状態に合わせて、できるだけ安全に、できるだけ楽に検査を受けていただくことを大切にしています。

静脈麻酔を使用していても意識がある場合や、静脈麻酔を使用しない場合には、院長が声をかけながら検査を進めます。

次に起こりそうな感覚や検査の進み具合をできるだけお伝えし、不安を少しでも和らげながら検査を受けていただけるよう配慮しています。

医師の技術で、腸に負担をかけにくい挿入を心がけています

医師の技術で、腸に負担をかけにくい挿入を心がけています

大腸カメラの痛みは、腸が伸ばされたり、強く押されたり、空気で張ったりすることで起こりやすくなります。

そのため当院では、無理にスコープを押し込むのではなく、腸をできるだけ伸ばさないように、丁寧に挿入することを大切にしています。

大腸の形や長さ、曲がり方、ねじれ方、便秘の有無、前処置の状態などは患者さんによって異なります。

そのため、すべての方に同じ挿入方法が合うわけではありません。

当院では、軸保持短縮法を基本としながらも、その方法だけにこだわりすぎず、腸の形や患者さんの反応に合わせて、スコープ操作、体位変換、腹部圧迫などを調整しながら検査を進めています。

大切なのは、方法の名前ではなく、その方の腸に合わせて、できるだけ負担の少ない方法を選びながら進めることです。

また、挿入時にはできるだけ余分な空気を入れず、腸の張りにも配慮しながら検査を行います。

大腸カメラは、麻酔だけで楽にする検査ではありません。

医師の技術、薬剤による配慮、患者さんの緊張を和らげる声かけ、そのすべてを組み合わせることが大切です。

炭酸ガス送気で、お腹の張りにも配慮します

大腸カメラでは、観察のために腸の中を広げる必要があります。

その際に空気を多く入れると、検査中や検査後にお腹の張りや苦しさを感じることがあります。

当院では、検査中のお腹の張りをできるだけ軽くするために、炭酸ガス送気を使用しています。

炭酸ガスは体に吸収されやすいため、検査後のお腹の張りが残りにくいとされています。

検査中だけでなく、検査後の過ごしやすさにも配慮した方法です。

緊張による力みや腸の動きにも配慮します

大腸カメラでは、患者さんの緊張も苦痛に関わることがあります。

緊張すると、お腹やお尻に力が入りやすくなります。

体に力が入ると、腸の曲がりやねじれを整える場面で違和感を強く感じたり、便意に似た感覚を不安に感じたりすることがあります。

また、不安が強いと、腸の動きが気になりやすくなることもあります。

当院では、検査前からできるだけ不安を小さくし、検査中も必要に応じて声をかけながら進めることを大切にしています。

「今から少し押されるような感じがあるかもしれません」
「便が出そうな感覚があるかもしれません」
「力を抜いていただくと楽になりやすいです」

このように、検査中に起こりそうな感覚をできるだけ先にお伝えすることで、患者さんが不安になりすぎないよう配慮しています。

何が起こっているか分からないまま感じる違和感と、あらかじめ説明を受けたうえで感じる違和感では、不安の大きさが変わることがあります。

声かけも、大腸カメラの苦痛への配慮の一部です。

麻酔だけに頼らない、心と体にやさしい大腸カメラ

大腸カメラは、静脈麻酔を使えばそれで終わり、という検査ではありません。

もちろん、静脈麻酔や鎮痛剤、鎮痙剤は大切です。

しかし、麻酔だけに頼るのではなく、腸に負担をかけにくい挿入、炭酸ガス送気、検査前の説明、検査中の声かけ、個室での配慮、検査後の休憩環境まで整えることが、患者さんにとっての安心につながると考えています。

体の苦痛を減らすこと。

心の不安を小さくすること。

その両方を大切にするのが、当院の大腸カメラです。

前回の大腸カメラがつらかった方へ

過去に大腸カメラでつらい経験をされた方は、次の検査を受けることに強い不安を感じると思います。

「痛かった」
「お腹が張って苦しかった」
「途中で目が覚めて怖かった」
「下剤がつらかった」
「恥ずかしくて緊張した」

このような経験がある方は、診察時や検査前説明の際に遠慮なくお知らせください。

大腸カメラがつらく感じる理由は、腸の形や長さ、曲がり方、便秘の有無、前処置の状態、緊張の強さ、薬剤の効き方、挿入方法との相性など、人によって異なります。

当院では、「前回つらかった」という結果だけでなく、何がどのようにつらかったのかを確認しながら、できるだけ負担を減らせる方法を一緒に考えます。

「前回つらかったから、もう受けたくない」

そのような方にこそ、まずはご相談いただきたいと考えています。

検査後は、自然に目が覚めるまで休める環境を整えています

静脈麻酔を使用した大腸カメラの後は、眠気やふらつきが残ることがあります。

当院では、検査後にすぐ帰っていただくのではなく、内視鏡室に隣接した回復室でゆっくりお休みいただきます。

回復室には3台のベッドを備え、体調を確認しながら、できるだけ自然に目が覚めるのを待つことを大切にしています。

眠気が残る場合や、もう少し休みたい場合には、個室のソファで引き続きお休みいただけます。

検査後に無理をしないことも、心と体にやさしい大腸カメラの大切な一部です。

検査後の不安にも配慮します

大腸カメラが終わったあとも、不安がすぐになくなるわけではありません。

ポリープはあったのか。
大腸がんの心配はないのか。
血便や便潜血陽性の原因は何だったのか。
検査後にお腹が張ったらどうすればよいのか。
ポリープを切除した場合、何に気をつければよいのか。

当院では、当日分かる範囲の結果について、ご帰宅前に院長からご説明します。

検査後の注意点についても、個室で確認していただけるようにしています。

検査をして終わりではなく、結果を理解し、安心して帰っていただくことを大切にしています。

よくある質問

大腸カメラは痛くないですか?

痛みの感じ方には個人差がありますが、当院ではできるだけ苦痛を少なくするために、腸に負担をかけにくい挿入、炭酸ガス送気、静脈麻酔、鎮痛剤、鎮痙剤、検査中の声かけなどを組み合わせて検査を行っています。
前回の検査がつらかった方や、不安が強い方は、事前にご相談ください。

静脈麻酔を使えば、眠っている間に終わりますか?

多くの方は、うとうとした状態、または眠っているような状態で検査を受けられます。
ただし、薬の効き方には個人差があります。
安全に配慮しながら、患者さんの状態に合わせて薬剤の使用量を調整します。

鎮痛剤・鎮静剤・鎮痙剤は必ず使いますか?

当院では多くの場合、鎮痛剤・鎮静剤・鎮痙剤を併用して検査を行っています。
ただし、持病、内服薬、年齢、体調によっては、使用する薬剤や量を調整することがあります。
緑内障、高眼圧症、白内障、不整脈、心臓病、血液をサラサラにする薬を服用中の方などは、事前に必ずお知らせください。

前回の大腸カメラがつらかったのですが、相談できますか?

はい。前回の検査で何がつらかったのかを確認しながら、できるだけ負担を少なくできる方法をご相談します。
痛み、お腹の張り、下剤、検査中の不安、検査後の眠気など、気になったことを遠慮なくお伝えください。

緊張しやすいのですが、大丈夫ですか?

大腸カメラの前に緊張するのは自然なことです。
当院では、電話予約、個室での問診、検査前説明、検査中の声かけなどを通して、できるだけ不安を小さくできるよう配慮しています。
緊張で体に力が入りやすい方も、事前にご相談ください。

検査中に目が覚めたらどうなりますか?

静脈麻酔を使用していても、意識がある場合や途中で反応できる場合があります。
そのような場合でも、体調や呼吸状態を確認しながら、必要に応じて薬剤を調整したり、院長が声をかけたりしながら検査を進めます。
起こりそうな感覚をできるだけ先にお伝えし、力を抜いていただきやすいよう配慮しています。

検査後はすぐに帰る必要がありますか?

いいえ。静脈麻酔を使用した検査後は、眠気やふらつきが残ることがあります。
当院では、回復室でお休みいただき、体調の回復を確認してからご帰宅いただきます。
眠気が残る場合や、もう少し休みたい場合には、個室のソファで引き続きお休みいただけます。

検査当日は運転できますか?

当院では多くの場合、鎮痛剤・鎮静剤・鎮痙剤を使用します。
鎮痛剤・鎮静剤を使用しない場合でも、鎮痙剤を使用することがあります。
そのため、検査当日は車、バイク、自転車をご自身で運転して帰ることはできません。
公共交通機関やご家族の送迎などをご利用ください。

恥ずかしさが強く、受診を迷っています。

大腸カメラやお尻の診療では、恥ずかしさを感じる方も少なくありません。
当院では、個室での問診、プライバシーに配慮した院内動線、検査前後の個室環境などを整えています。
検査を受けるかどうか迷っている段階でも、まずはご相談ください。

大腸カメラの苦痛が不安な方へ

大腸カメラの苦痛が不安な方へ

大腸カメラは、痛みや苦しさだけでなく、不安、緊張、恥ずかしさ、検査後の心配まで含めて、患者さんにとって大きな検査です。

当院では、医師の技術、静脈麻酔、鎮痛剤、鎮痙剤、炭酸ガス送気だけでなく、電話予約、個室での問診、検査前の説明、検査中の声かけ、検査後の回復環境までを大切にしています。

体にやさしい検査であること。

心にもやさしい検査であること。

その両方を大切にしながら、大腸カメラへの不安を少しでも小さくできるよう努めています。

前回の大腸カメラがつらかった方、検査が怖い方、緊張しやすい方、恥ずかしさがある方も、まずはご相談ください。

当院では、腸に負担をかけにくい挿入、静脈麻酔、鎮痛剤、鎮痙剤、炭酸ガス送気に加え、電話予約、個室での問診、検査前後の声かけ、回復環境まで含めて、心と体にやさしい大腸カメラを大切にしています。

大腸カメラが必要かどうかも含めて、状態を確認しながらご説明します。

お電話で相談する

078-231-3238

院長 光宮 義博 (Yoshihiro Mitsumiya)

執筆者

神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科

院長光宮 義博 (Yoshihiro Mitsumiya)

経歴

  • 兵庫県神戸市出身
  • 大阪医科大学卒業
  • 京都大学医学部付属病院で、1年間研修
  • 高松赤十字病院で6年間、消化器外科勤務
  • 大澤病院で6年間、大腸肛門科勤務
  • 平成26年5月にみつみや大腸肛門クリニックを開院
  • 令和8年5月に神戸市中央区八幡通から神戸市中央区北長狭通へ移転
  • 令和8年5月に神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科へ名称変更

資格

  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本外科学会

078-231-3238

アクセス