執筆者
神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科
院長光宮 義博 (Yoshihiro Mitsumiya)
経歴
- 兵庫県神戸市出身
- 大阪医科大学卒業
- 京都大学医学部付属病院で、1年間研修
- 高松赤十字病院で6年間、消化器外科勤務
- 大澤病院で6年間、大腸肛門科勤務
- 平成26年5月にみつみや大腸肛門クリニックを開院
- 令和8年5月に神戸市中央区八幡通から神戸市中央区北長狭通へ移転
- 令和8年5月に神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科へ名称変更
資格
- 日本大腸肛門病学会
- 日本外科学会
大腸カメラを受ける前には、検査そのものだけでなく、予約から検査後までどのように進むのかが気になる方も多いと思います。
「初診の日には何をするのかな」
「検査当日はどれくらい時間がかかるのかな」
「検査後はすぐに帰れるのかな」
「結果はいつ説明してもらえるのかな」
このような不安を少しでも減らせるよう、このページでは、大腸カメラの予約から診察、検査前の準備、検査当日、検査後の説明までの流れをご説明します。
大腸カメラは、検査当日だけで完結するものではありません。
事前の診察、検査前の準備、当日の前処置、検査後の休憩、結果説明までを含めて、安心して受けていただくための一連の診療です。
大腸カメラは、「検査を受ける」と決めるまでにも、不安が多い検査です。
痛みや恥ずかしさだけでなく、下剤のこと、トイレのこと、検査後の体調、ポリープが見つかった場合の対応など、気になることは人それぞれです。
当院では、患者さんができるだけ安心して検査を受けられるよう、予約のお電話から、初診時の説明、検査前の準備、検査当日、検査後の結果説明まで、ひとつひとつの流れを大切にしています。
検査を受けるかどうか迷っている段階でも構いません。
まずは診察で状態を確認し、検査が必要かどうか、どのような流れで行うのかをご説明します。
大腸カメラをご希望の方、便潜血陽性を指摘された方、血便や便通異常などが気になる方は、まずはお電話でご相談ください。
step01
当院では、初診・再診ともにお電話でのご予約をお願いしています。
症状やご希望を伺いながら、診察日や検査日についてご案内します。
検査を受けるかどうかがまだ決まっていない段階でも構いません。
step02
ご予約の時間にご来院ください。
受付では、マイナンバーカード、資格確認証、医療券、お薬手帳などをご提示ください。
内服薬の内容は、検査やポリープ切除の判断に関わることがありますので、お薬手帳をお持ちの方はご持参ください。
step03
受付後、症状やこれまでの経過、持病、内服薬、これまでの大腸カメラの経験などについて確認します。
問診票の記入は、個室にて受付スタッフがサポートします。
分かりにくいことや書きにくいことがあれば、遠慮なくお声がけください。
血便、便潜血陽性、便秘、下痢、お腹の違和感、お尻の症状など、気になることがあればご記入ください。
step04
診察の前に、個室にて看護師が症状やご不安な点をお伺いします。
大腸カメラやお尻の症状は、人前では話しにくいこともあると思います。
不安なこと、聞いておきたいことがあれば、遠慮なくご相談ください。
step05
問診票の内容や看護師による予診をもとに、院長が診察を行います。
診察では、大腸カメラが必要かどうかだけでなく、現在の症状をどのように考えるか、どのような対処法で改善が期待できるかについてもご説明します。
血便、便潜血陽性、便秘、下痢、腹部の違和感、お尻の痛みや出血などは、大腸の病気だけでなく、お通じの状態や肛門の症状と関係していることがあります。
そのため当院では、大腸と肛門を別々に考えるのではなく、お通じとお尻の状態も含めて、ひとつながりに確認することを大切にしています。
必要に応じて、腹部の診察や肛門の診察を行うことがあります。
大腸カメラが必要と判断した場合には、検査の流れ、前処置、当日の注意点、費用の目安などについてご説明します。
step06
大腸カメラやポリープ切除が必要な方には、貧血や感染症などを確認するために血液検査を行うことがあります。
また、持病や内服薬の内容によっては、検査前に眼科や循環器内科などで確認をお願いする場合があります。
安全に検査を受けていただくため、持病や内服薬がある方は、予約時または診察時にお知らせください。
step07
検査前の食事、下剤、腸管洗浄液の飲み方、検査当日の流れ、注意点について、看護師からご説明します。
分かりにくいことや不安なことがあれば、この時点で確認していただけます。
step08
診察や説明が終わりましたら、会計を行い、検査日や持ち物、注意点を確認していただきます。
検査前の準備について不安がある方は、帰宅前にスタッフへお声がけください。
大腸カメラでは、大腸の中を見やすい状態にして検査を行うため、検査前の準備が大切です。
腸の中が見やすい状態であるほど、小さなポリープや病変を確認しやすくなります。
step01
大腸の中を見やすい状態にするため、検査の2〜3日前から食べるものに少し注意していただきます。
毎日排便がある方でも、繊維の多い食品や消化に時間がかかる食品は腸に残りやすいことがあります。
詳しい食事内容や前処置の方法は、診察時にスタッフからご説明します。
step02
検査前日は、食事内容に注意していただきます。
夕食後または就寝前に、指示された下剤を内服していただきます。
食事内容や下剤の使用方法は、診察時にお渡しする説明に沿って進めてください。
step03
検査当日は、予約時間に合わせて腸管洗浄液を飲んでいただきます。
ご自宅で前処置を行う方は、指定された時間から腸管洗浄液と水分を飲み、大腸の中をきれいにしてからご来院いただきます。
腸管洗浄液の飲み方や開始時間は、検査時間や使用する薬剤によって異なります。
必ず事前説明の内容に沿って進めてください。
step04
多くの方は、ご自宅で腸管洗浄液を飲んでからご来院いただきます。
一方で、下剤やトイレのことが不安な方には、院内で前処置を行う方法をご案内できる場合があります。
院内前処置をご希望の方は、予約時または診察時にご相談ください。
step01
ご予約の時間にご来院ください。 受付後、個室へご案内し、受付スタッフが前日のお食事、下剤や腸管洗浄液の服用状況、便の状態などを確認します。 前処置の進み具合や、腸の中が検査しやすい状態になっているかを確認したうえで、お着替えや検査の準備へ進んでいただきます。
step02
個室で検査着にお着替えいただきます。 当院では、肌の露出や衛生面に配慮し、ロングTシャツとハーフパンツタイプのディスポーザブル検査着をご用意しています。 大腸カメラでは、お着替えや検査前後の待ち時間に、人目が気になったり、緊張したりする方もおられます。 当院では、できるだけ落ち着いて準備していただけるよう、プライバシーに配慮した個室環境をご用意しています。 お着替え後は、検査の準備が整うまで個室でお待ちいただきます。 準備が整いましたら、受付スタッフまたは看護師が検査室へご案内します。 検査中は、個室内のお荷物をそのまま置いていただけるよう、スタッフが個室を施錠して管理します。
step03
検査室へ移動後、点滴を行います。
当院では、多くの場合、鎮痛剤・鎮静剤・鎮痙剤を併用し、静脈麻酔下で大腸カメラを行っています。
検査前や静脈麻酔を使用する前にも、内視鏡室の看護師とお話しいただけます。
「少し緊張している」「前回つらかった」「気になることがある」など、不安なことがあれば、検査の直前まで遠慮なくお声がけください。
step04
大腸カメラで大腸の中を詳しく観察します。
当院では、患者さんの苦痛や不安に配慮しながら、できるだけ腸に負担をかけないよう丁寧に検査を進めています。 静脈麻酔を使用しない場合や、静脈麻酔を使用していても意識がある場合には、院長が声をかけながら検査を行います。
検査中には、腸の曲がりやねじれを整える際に、お腹がゴロゴロする感じ、便意に似た感じ、少し押されるような感じが出ることがあります。
当院では、そのような感覚が起こりそうな場面では、できるだけ先にお伝えしながら検査を進めています。 力を抜いていただくことで楽になりやすいため、検査中も必要に応じて声をかけながら、安心して受けていただけるよう配慮しています。
検査中に気になる部分があれば、必要に応じて生検を行います。 また、当院で日帰り切除が可能と判断した大腸ポリープについては、検査中に切除を行っています。
step05
静脈麻酔を使用した検査後は、眠気やふらつきが残ることがあります。
また、大腸カメラ当日は、食事制限や腸管洗浄液、検査などで心身ともに疲れを感じることがあります。
当院では、大腸カメラを中心とした診療体制のもと、検査前後の時間もできるだけ落ち着いて過ごしていただける環境づくりを大切にしています。
検査後は、内視鏡室に隣接した3台のベッドを備えた回復室で、1〜2時間程度お休みいただきます。
当院では、無理に目を覚ましていただくのではなく、できるだけ自然に目が覚めるのを待ちながら、体調の回復を確認しています。
眠気が残る場合や、もう少しゆっくり休みたい場合には、引き続き個室のソファでお休みいただけます。
体調に合わせて、無理のないタイミングでご帰宅いただけるよう配慮しています。
step06
検査後には、個室でのご休憩後、受付スタッフまたは看護師が、当日の過ごし方や注意点についてご説明します。
食事をいつから再開できるか、仕事や入浴はどうすればよいか、お腹の張りや出血があった場合はどうすればよいかなど、帰宅後に不安が残らないようにご案内します。
また、検査後にほっと一息ついていただけるよう、冷たいミルクティー、レモンティー、ストレートティーなどのお飲み物をご用意しています。
ポリープ切除を行った場合は、処置内容に応じて、出血予防のため、翌日から5〜10日間、食事、運動、飲酒、入浴、旅行や出張などの遠方への移動について制限が必要になることがあります。
また、当院では多くの場合、鎮痛剤・鎮静剤・鎮痙剤を使用して検査を行います。 鎮痛剤・鎮静剤を使用しない場合でも、鎮痙剤を使用することがあります。
そのため、検査当日は車・バイク・自転車をご自身で運転して帰ることはできません。
ご帰宅方法については、事前にご確認ください。
step07
検査後、ご帰宅前に、当日分かる範囲の結果について院長からご説明します。
ポリープの有無、大腸がんの心配がないか、血便や便潜血陽性の原因として考えられること、次回検査の目安などについて、できるだけ分かりやすくお伝えします。
生検やポリープ切除を行った場合は、採取した組織や切除したポリープを顕微鏡で詳しく調べる病理組織検査を行います。
病理組織検査の結果は、原則として約1か月後の再診時にご説明します。 ただし、結果が早く分かり、早めにお伝えする必要がある場合には、当院からご連絡いたします。
また、検査で分かったことを踏まえながら、受診のきっかけとなった症状についても一緒に確認します。
血便や便潜血陽性、便秘、下痢、腹部の違和感、お尻の痛みや出血などについて、考えられる原因や今後の対処法をご説明します。
必要に応じて、お薬での治療を開始することもあります。
痔が原因と考えられる場合には、保存的治療で経過をみるのか、注射療法や手術が必要な状態なのかについても確認します。
便秘や過敏性腸症候群が関係していると考えられる場合には、生活習慣の見直しや投薬治療についてもご相談します。
検査のみで終わった場合は、当日分かった内容をもとに、今後の方針をご説明します。
生検やポリープ切除を行った場合は、病理組織検査の結果を原則として約1か月後の再診時にご説明します。
検査結果を踏まえて、次回の検査時期や、症状に応じた今後の治療方針についてもご相談します。
基本的には、まず診察で症状や体調を確認し、検査の必要性や前処置の方法をご説明したうえで検査日をご案内します。
症状や緊急性によって対応が異なる場合がありますので、まずはお電話でご相談ください。
ご自宅で前処置を行う場合は、午前中にご自宅で腸管洗浄液を飲んでいただき、予約時間に合わせてご来院いただきます。
ご来院後は、着替え、点滴、検査、検査後の休憩、結果説明まで含めて、クリニックでの滞在時間は3〜4時間程度が目安です。
院内で前処置を行う場合は、クリニックで腸管洗浄液を飲んでいただく時間も含めて、滞在時間は6時間程度が目安です。
当日の検査状況や前処置の進み具合、検査後の体調によって時間は前後しますので、検査当日は余裕をもって予定をお取りください。
検査当日は、車・バイク・自転車をご自身で運転して帰ることはできません。
当院では、多くの場合、鎮痛剤・鎮静剤・鎮痙剤を併用し、静脈麻酔下で大腸カメラを行っています。
また、鎮痛剤・鎮静剤を使用しない場合でも、鎮痙剤を使用することがあります。
そのため、検査当日は運転をお控えいただき、公共交通機関をご利用いただくか、ご家族など付き添いの方の送迎でご帰宅ください。
大腸カメラでポリープが見つかった場合、当院で日帰り切除が可能と判断したポリープについては、多くの場合、その場で切除を行っています。
ただし、ポリープの大きさ、形、場所、数、患者さんの体調や内服薬の内容などによっては、無理に当日切除せず、後日の切除や連携医療機関への紹介をご提案することがあります。
ポリープ切除を行った場合は、切除後の注意点について個別にご説明します。
処置内容によって異なりますが、出血予防のため、翌日から5〜10日間、食事、運動、飲酒、入浴、旅行や出張などの遠方への移動に制限が必要になることがあります。
また、切除したポリープは病理組織検査で詳しく確認し、結果は原則として約1か月後の再診時にご説明します。
検査当日は、できるだけお仕事や大切な予定を入れず、無理なくゆっくり過ごしていただくことをおすすめしています。
大腸カメラ当日は、食事制限や腸管洗浄液、検査、検査後の休憩などがあり、静脈麻酔の有無にかかわらず、心身ともに疲れを感じることがあります。
また、ポリープ切除を行った場合は、出血予防のため、食事、運動、飲酒、入浴、遠方への移動などに制限が必要になることがあります。
検査後の体調や処置内容に応じて個別にご説明しますので、検査当日は余裕をもって予定をお取りください。
当日分かる範囲の結果については、ご帰宅前に院長からご説明します。
生検やポリープ切除を行った場合は、採取した組織や切除したポリープを顕微鏡で詳しく調べる病理組織検査を行います。
病理組織検査の結果は、原則として約1か月後の再診時にご説明します。
ただし、結果が早く分かり、早めにお伝えする必要がある場合には、当院からご連絡いたします。
はい。必要に応じて、受診のきっかけとなった症状についても一緒に確認します。
血便や便潜血陽性、便秘、下痢、腹部の違和感、お尻の痛みや出血などについて、検査で分かったことを踏まえながら、考えられる原因や今後の対処法をご説明します。
必要に応じて、お薬での治療を開始することもあります。
また、痔が原因と考えられる場合には、保存的治療で経過をみるのか、注射療法や手術が必要な状態なのかについても確認します。
便秘や過敏性腸症候群が関係していると考えられる場合には、生活習慣の見直しや投薬治療についてもご相談します。
大腸カメラは、検査を受ける前に不安が多い検査です。
当院では、予約のお電話から、診察、検査前の説明、前処置、検査当日、検査後の休憩、結果説明まで、患者さんが安心して進められるようにご案内しています。
便潜血陽性を指摘された方、血便があった方、便通の変化が続いている方、40歳を過ぎて一度も大腸カメラを受けたことがない方は、一度ご相談ください。
大腸カメラを受けるかどうか、どのような流れで進めるかも含めて、状態に合わせてご説明します。