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大腸がんで流す涙をなくしたい

大腸がんで流す涙をなくしたい

大腸カメラを受けた方がよいと分かっていても、すぐに受診できる方ばかりではありません。

「痛そう」
「恥ずかしい」
「血便があったけれど、痔かもしれない」
「便潜血陽性と言われたけれど、まだ受診できていない」

そのような不安や迷いから、検査を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。

私はこれまで、消化器外科で大腸がんの手術、化学療法、緩和ケアに携わり、その後、大腸肛門科で大腸内視鏡検査や肛門疾患の診療を行ってきました。

その中で強く感じているのは、大腸がんは治療が必要になる前に見つけ、予防につなげることが大切だということです。

症状がないうちに大腸カメラを受けることで、大腸ポリープや早期の病変を見つけられることがあります。

その小さな発見が、将来の大腸がん予防につながることがあります。

だからこそ当院では、「怖い」「恥ずかしい」という気持ちで迷っている方にこそ相談していただける、心と体にやさしい大腸カメラを大切にしています。

当院の考え方

大腸内視鏡検査は、単に大腸の中を見るだけの検査ではありません。

大腸がんを早い段階で見つけること。
将来がんにつながる可能性のある大腸ポリープを見つけ、必要に応じて切除すること。
血便や便潜血陽性の原因を確認すること。
便秘、下痢、お腹の違和感、お尻の痛みや出血などを、大腸と肛門の両方から考えること。

そのすべてが、大腸カメラを行う意味だと考えています。

当院では、大腸カメラを「がんを見つける検査」であり、「がんを防ぐための検査」でもあると考えています。

もちろん、すべての大腸がんを完全に防げるわけではありません。

それでも、症状がないうちから大腸の状態を確認しておくことには、大きな意味があります。

検査を受けるかどうか迷っている段階でも構いません。

まずは診察で状態を確認し、検査が必要かどうか、どのような流れで行うのか、不安な点も含めてご説明します。

大腸がんは、症状がないうちから予防と早期発見を考えたい病気です

大腸がんは、早い段階では自覚症状が乏しいことがあります。

  • お腹が痛くない
  • 便通も大きく変わっていない
  • 血便もない

そのような場合でも、検査を受けてはじめてポリープや病変が見つかることがあります。

消化器外科医として大腸がんの治療に携わっていた頃、私は多くの患者さんやご家族と向き合ってきました。

治療によって元気になられる方もおられます。

一方で、もっと早く見つかっていればと感じる場面もありました。

大腸がんで悲しむ人を減らしたい。
大腸がんで流す涙をなくしたい。

そのためにも、症状がないうちから大腸の状態を確認することの大切さをお伝えしたいと思います。

大腸カメラは、「がんを見つける検査」であり、
「がんを防ぐための検査」でもあります

大腸カメラは、大腸がんを見つけるためだけの検査ではありません。

大腸がんの中には、大腸ポリープの段階を経て進行するものがあります。

そのため、将来がんになる可能性のあるポリープを見つけて切除することは、大腸がんの予防につながります。

特に、次のような方には大腸カメラをおすすめしています。

  • 便潜血陽性を指摘された方
  • 血便があった方
  • 40歳を過ぎて一度も大腸カメラを受けたことがない方
  • ご家族に大腸がんや大腸ポリープを指摘された方がいる方
  • 便秘、下痢、便通の変化が続いている方
  • お腹の違和感やお尻の出血が気になる方

不安があるからこそ、先延ばしにしたくなるお気持ちも分かります。

それでも、後から「あの時に受けておけばよかった」と思う方を、少しでも減らしたいと考えています。

「痛そう」「怖い」「恥ずかしい」不安を、できるだけ小さくするために

大腸カメラに不安を感じるのは、自然なことです。

  • 診察や着替えが恥ずかしい
  • 下剤やトイレが心配
  • 検査は痛いのかな
  • 眠れなかったらどうしよう
  • 検査後はしんどくならないかな

そのような不安があるから、検査を受けた方がいいと分かっていても、なかなか一歩を踏み出せない方がおられます。

当院では、その不安をできるだけ小さくするために、初診時の問診や検査前後の説明を個室で行い、プライバシーに配慮しています。

また、検査前や検査中の声かけ、静脈麻酔、検査後の休憩まで、ひとつひとつを大切にしています。

検査は、技術だけで成り立つものではありません。

患者さんが緊張したままでは、体にも力が入りやすくなります。

だからこそ、できるだけ落ち着いて検査を受けていただけるよう、声かけや空間づくりも大切にしながら、心と体にやさしい大腸内視鏡検査を目指しています。

「また受けてもいい」「また相談したい」と思える検査を目指しています

大腸カメラは、一度受ければ終わりというものではありません。

ポリープが見つかった方、便潜血陽性を指摘された方、年齢的に定期的な確認が必要な方は、その後も適切な間隔で検査を続けることが大切です。

だからこそ、初めての検査でつらい思いをしてしまうと、次の検査から足が遠のいてしまいます。

当院が目指しているのは、

「思っていたほど大変じゃなかった」
「ここなら、また受けてもいいかな」
「気になることがあれば、また相談してみようかな」

と思っていただける検査と診療です。

検査そのものの負担を減らすこと。
説明を丁寧に行うこと。
不安や羞恥心に配慮すること。
検査後も安心して休んでいただくこと。
検査が終わったあとも、気になることを相談しやすい関係であること。

その積み重ねが、定期的に検査を受けるきっかけとなり、結果として大腸がんの早期発見や予防につながると考えています。

お腹とお尻を、ひとりの医師が一緒に診る意味

血便があったとき、多くの方は「たぶん痔だよね」と考えたくなるかもしれません。

実際に、痔が原因で出血することもあります。

一方で、血便の原因が大腸ポリープや大腸がんなどであることもあります。

大腸の検査を受けたけれど、気になる痔のことは聞けなかった。
肛門の診察を受けたけれど、大腸の確認までは話が進まなかった。

それでは、血便や便通異常、お尻の痛みや出血で不安を抱えて受診された方の気持ちに、十分に向き合えないことがあります。

私は、大腸肛門病専門医として、お通じとお尻の症状を別々に考えるのではなく、大腸と肛門をひとつながりのものとして診ることを大切にしています。

恥ずかしい思いをして受診された方が、できるだけ同じクリニックで安心して相談できるように。

それが、当院が大腸内視鏡内科と肛門外科を一緒に掲げている理由です。

病気になってから頑張る医療だけでなく、
病気になる前に守る医療を

病気になってから頑張る医療だけでなく、病気になる前に守る医療を

医療には、病気が見つかってから治療する役割があります。

けれども私は、できることなら、病気が進んでからではなく、病気になる前、あるいは早い段階で守る医療を大切にしたいと考えています。

大腸がんは、早期発見や予防につなげやすい病気のひとつです。

だからこそ、大腸カメラのハードルを少しでも下げることには意味があります。

  • 怖いから受けない
  • 恥ずかしいから相談できない
  • 忙しいから後回しにしている

その気持ちは、決して特別なものではありません。

でも、そのまま何年も過ぎてしまう前に、一度ご相談いただきたいのです。

検査を受けるかどうかは、説明を聞いてから決めていただいて構いません。

検査の必要性、方法、費用、当日の流れ、不安な点を確認したうえで、ご自身が納得できる選択をしていただければと思います。

よくある質問

大腸カメラを受けるか迷っている段階でも相談できますか?

はい。検査を受けるかどうかがまだ決まっていない段階でもご相談ください。
症状や年齢、便潜血検査の結果、これまでの検査歴、ご家族の病歴などを確認しながら、大腸カメラが必要かどうかをご説明します。
無理に検査をすすめるのではなく、必要性や流れ、不安な点を確認したうえで、ご自身が納得できる選択をしていただくことを大切にしています。

血便があっても、痔が原因なら大腸カメラは不要ですか?

血便の原因が痔であることはあります。
一方で、血便の原因が大腸ポリープ、大腸がん、炎症性腸疾患などであることもあります。
見た目だけで出血の原因を判断することは難しいため、必要に応じて大腸カメラで大腸の中を確認することが大切です。
当院では、お尻の症状だけでなく、大腸の病気が隠れていないかも含めて確認します。

便潜血陽性と言われました。症状がなくても受診した方がよいですか?

はい。便潜血陽性を指摘された場合は、症状がなくても大腸カメラによる確認をおすすめしています。
便潜血検査は、便の中に目に見えない出血が混じっていないかを調べる検査です。
痔が原因で陽性になることもありますが、大腸ポリープや大腸がんなどが原因になっていることもあります。
便潜血陽性を指摘された方は、自己判断で様子を見ず、一度ご相談ください。

40歳を過ぎたら、大腸カメラを考えた方がよいですか?

40歳を過ぎて一度も大腸カメラを受けたことがない方は、一度検査を考えていただきたい年齢です。
大腸がんは、早い段階では自覚症状が乏しいことがあります。
症状がないうちに大腸の状態を確認することで、大腸ポリープや早期の病変が見つかることがあります。
血便、便潜血陽性、便通の変化、ご家族に大腸がんや大腸ポリープを指摘された方がいる場合は、年齢にかかわらずご相談ください。

大腸カメラが怖い、恥ずかしいという理由で受診を迷っています。

大腸カメラに怖さや恥ずかしさを感じるのは、自然なことです。
当院では、問診や検査前後の説明を個室で行い、プライバシーに配慮しています。
また、検査前や検査中の声かけ、静脈麻酔、検査後の休憩など、できるだけ安心して検査を受けていただけるよう配慮しています。
不安が強い方も、まずは診察でご相談ください。

大腸カメラの後も、お通じやお尻の症状について相談できますか?

はい。大腸カメラを受けて終わりではなく、検査結果を踏まえて、お通じやお尻の症状についても一緒に考えます。
血便、便秘、下痢、お腹の違和感、お尻の痛みや出血などは、大腸の病気だけでなく、お通じの状態や肛門の症状と関係していることがあります。
必要に応じて、便秘や過敏性腸症候群に対する投薬を開始したり、痔の状態に応じて保存的治療、注射療法、手術の適応を確認したりします。

まずはご相談ください

  • 少し気になる症状がある
  • 検査を受けるべきか迷っている
  • 便潜血陽性と言われた
  • 血便があった
  • 大腸カメラが怖い
  • 恥ずかしくて受診をためらっている
  • 便秘や下痢が続いている
  • お尻の痛みや出血も一緒に相談したい

そのような段階でも構いません。

当院では、患者さんが安心して検査を受けられるよう、丁寧な説明、負担に配慮した検査、落ち着いて過ごせる院内環境、プライバシーへの配慮を大切にしています。

ご自身の体と向き合うことは、とても勇気のいることです。

その一歩を、できるだけ不安の少ないものにしたいと考えています。

大腸がんで流す涙をなくしたい。

その思いを胸に、これからも心と体にやさしい大腸カメラを大切にしてまいります。

気になることがあれば、まずはお電話でご相談ください。

大腸カメラを受けた方がよいか迷っている方へ

血便、便潜血陽性、便秘、下痢、お尻の出血など、気になる症状がある方はご相談ください。

大腸内視鏡検査が必要かどうかも含めて、状態を確認しながらご説明します。

お電話で相談する

078-231-3238

院長 光宮 義博 (Yoshihiro Mitsumiya)

執筆者

神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科

院長光宮 義博 (Yoshihiro Mitsumiya)

経歴

  • 兵庫県神戸市出身
  • 大阪医科大学卒業
  • 京都大学医学部付属病院で、1年間研修
  • 高松赤十字病院で6年間、消化器外科勤務
  • 大澤病院で6年間、大腸肛門科勤務
  • 平成26年5月にみつみや大腸肛門クリニックを開院
  • 令和8年5月に神戸市中央区八幡通から神戸市中央区北長狭通へ移転
  • 令和8年5月に神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科へ名称変更

資格

  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本外科学会

078-231-3238

アクセス